2018年07月31日
カーボネイト/Cz75 マガジンガス漏れについての重要なお知らせ
お久しブリブリ…アツがナツいですが、如何お過ごしでしょうか?
2号です。
今日は一切のおフザケなしで、重要なお知らせがございます。
昨年11月に新たにスタートしたCO2ガスガンのブランド「Carbon8/カーボネイト」。
STGA(全日本トイガン安全協会)のCO2ボンベ仕様のガスガンの安全基準認証を得て、
日本国内のレギュレーションを遵守して楽しんでいただける製品としてご提供しております。
さて、今日のテーマは、
「カーボネイト/Cz75のマガジンガス漏れ」です。
カーボネイトのCz75の初回ロットをご購入いただいた方の中で、マガジンの「ガス漏れ」を
経験された方が少なからずいらっしゃったかと思います。CO2マガジンは、
一度ガス漏れを起こすと新品のボンベのガスが一瞬にして噴出してしまいますので、
通常のHFCフロンガス仕様のガスガンの場合よりショックは大です。
発売時より、「マガジンのボトムスクリューの締め込み過ぎがガス漏れの原因になる」と、
ユーザーの皆様に注意喚起をしておりましたが、
2ロット目を生産するに当たりマガジンのガス漏れ原因について改めて徹底的に調べました。
生産技術責任者と綿密な検証をしました結果、以下のことがわかりました。
以下、そのまとめです。
1.「マガジンのボトムスクリューの締め込みがガス漏れの主原因にはならない」
「何を今更!!」と言う方も多数いらっしゃることは当然のことと思います。
初回ロット流通時に、『増し締め』がガス漏れの原因となるとの説明をしておりましたが、
過剰な注意喚起とガイダンスであったこと、不要な混乱を招いてしましたこと、
深くお詫び申し上げます。
通常の六角レンチを用いて手の力でボトムスクリューを締める限りは、
「内部ユニットの破壊」によるガス漏れにはなり得ません。
ボンベからガスの漏れる音がしなくなるまで、
「手の力でしっかりとボトムスクリューを締め付けて」ください。
初回ロットをご提供し始めてから受領させて頂いたマガジンガス漏れに関する
「初期不良品や修理ご依頼品」の中の7割近くが、
ボトムスクリューの締め込み不足による「ガス漏れ誤認」でした。
もちろん、工具を使用したり、柄の長い六角レンチを使用したりして、
無駄に強い力(トルク)でボトムスクリューを締め込むことは避けてください。
本当に破損してしまいます。
では、本当にガス漏れの原因となるものは何なのか?
2.「ボンベの品質にご注意」
安価で粗悪な品質のCO2ボンベが流通しています。
低品質のボンベは工場で「CO2をボンベに封入する際にチリやホコリが混入」していたり、
「ボンベの内壁にサビが発生」していたり、「無駄な油分」が付着していたりするものがあります。
これらのホコリや油分、金属片(サビ)などの異物はボンベ装着時にマガジン内に吸い込まれ、
放出バルブの動きを阻害したり、O-リングなどのパッキン類を劣化させたり傷付けたりして
「ガス漏れ」を引き起こす主原因になります
こちらをご覧ください。
「品質管理されて生産されたボンベ」と「低品質のボンベ」の内側を綿棒で拭い取り、
汚濁について比較したものです。
説明するまでもなく、低品質のボンベは綿棒の先に汚れが目立ちます。
ホコリや微細な金属片は放出バルブに目詰まりを起こし、組成の不明な油分は
パッキン類を浸食してしまう可能性があり、どちらもガス漏れを引き起こす原因となります。
当社としては、現行流通品のうちマルシン工業製「CO2カートリッジ」の使用をお奨めしています。
また、ホコリっぽい場所でのボンベ交換作業やマガジンの保管は、
同様の理由でマガジンのガス漏れを発生させる恐れがありますので、ご注意を。
3.「上記(1.と2.)を守って使用しているのに・・・」
量産される製品には、箱だし新品の状態でパーツの「慣れ」が十分でない個体が混じる場合が
ありますが、ガスの放出を制御する「放出バルブ」もそのひとつです。放出バルブは
中央部がスプリングの力によって前後に動くことにより「ガスの放出と閉鎖」を行いますが、
この部分の動きが慣れていないと「放出位置」で引っかかったままになるケースが
稀にあります。
ご購入いただき、ボンベを装着する前に放出バルブの中央部を指で数回押して、
放出バルブがちゃんと動くことを確かめてください。
(※必ずボンベを外した状態で行ってください)
また、浸透性・湿潤性の高いテフロン系のメンテナンスオイル少量を
放出バルブに塗布すると、バルブの動作がスムーズになりオイルによって気密が増すので、
ガス漏れの防止に効果的です。
(※余分な油分は拭き取ってください。ホコリを吸い込み逆効果になります)。
注油に関しての日常メンテナンスはHFCフロンガス仕様のガスガンと同様に行っていただけます。
勿論、箱出しで不安なくお使いいただけますよう、今後も品質向上に努めます。
4.「新品で上記(1.2.および3.)を守って使用しているのに・・・」
初期不良です。最優先で対応いたしますので、ご購入店までお持込ください。
お持込いただいた商品が、ご購入店より当社へ返送された後、必要な対応を差し上げます。
5.「修理と修理代について」
STGAのCO2ガスガンの安全基準に則り設計しているため、
カーボネイト製品は放出バルブの取り外し/交換ができない構造となっています。
そのため、マガジンを一定以上分解することが不可能ですので、
「ガス漏れ」マガジンの修理をお預かりすると、放出バルブを含むマガジン本体の大部分を
交換しての作業をする必要があります。
その結果、HFCフロンガス仕様マガジンのガス漏れ修理に比べ、
高い修理代を頂戴することになっておりました。
そこで今回、「ガス漏れ問題」の全体を再検討と改善すべく、
修理代を見直すことにいたしました。
これまで、
「ガス漏れを起こしたけど、修理代が高いから、新しいマガジンを買ってしまおう」
「そもそも、CO2マガジンって壊れたら使い捨てでしょ?」
等々・・・と諦めていらっしゃった方、
今後はもっと気軽にマガジンの修理をご依頼ください。
ご購入後のランニングコストの不安とご負担が低くなるよう、
ガス漏れ修理のご対応内容を刷新いたします。
最後になりましたが、
マガジンに使用される部品と生産工程の質や精度の向上・改善は、
当然のこととして2次ロット生産の際の最重要ポイントに置きました。
カーボネイト製品ユーザーさまに、以上をご確認いただければ幸いです。
今後も安全で安心して楽しんでいただけるCO2ガスガンを
「カーボネイト」ブランドの下、ご提供してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
2号です。
今日は一切のおフザケなしで、重要なお知らせがございます。
昨年11月に新たにスタートしたCO2ガスガンのブランド「Carbon8/カーボネイト」。
STGA(全日本トイガン安全協会)のCO2ボンベ仕様のガスガンの安全基準認証を得て、
日本国内のレギュレーションを遵守して楽しんでいただける製品としてご提供しております。
さて、今日のテーマは、
「カーボネイト/Cz75のマガジンガス漏れ」です。
カーボネイトのCz75の初回ロットをご購入いただいた方の中で、マガジンの「ガス漏れ」を
経験された方が少なからずいらっしゃったかと思います。CO2マガジンは、
一度ガス漏れを起こすと新品のボンベのガスが一瞬にして噴出してしまいますので、
通常のHFCフロンガス仕様のガスガンの場合よりショックは大です。
発売時より、「マガジンのボトムスクリューの締め込み過ぎがガス漏れの原因になる」と、
ユーザーの皆様に注意喚起をしておりましたが、
2ロット目を生産するに当たりマガジンのガス漏れ原因について改めて徹底的に調べました。
生産技術責任者と綿密な検証をしました結果、以下のことがわかりました。
以下、そのまとめです。
1.「マガジンのボトムスクリューの締め込みがガス漏れの主原因にはならない」
「何を今更!!」と言う方も多数いらっしゃることは当然のことと思います。
初回ロット流通時に、『増し締め』がガス漏れの原因となるとの説明をしておりましたが、
過剰な注意喚起とガイダンスであったこと、不要な混乱を招いてしましたこと、
深くお詫び申し上げます。
通常の六角レンチを用いて手の力でボトムスクリューを締める限りは、
「内部ユニットの破壊」によるガス漏れにはなり得ません。
ボンベからガスの漏れる音がしなくなるまで、
「手の力でしっかりとボトムスクリューを締め付けて」ください。
初回ロットをご提供し始めてから受領させて頂いたマガジンガス漏れに関する
「初期不良品や修理ご依頼品」の中の7割近くが、
ボトムスクリューの締め込み不足による「ガス漏れ誤認」でした。
もちろん、工具を使用したり、柄の長い六角レンチを使用したりして、
無駄に強い力(トルク)でボトムスクリューを締め込むことは避けてください。
本当に破損してしまいます。
では、本当にガス漏れの原因となるものは何なのか?
2.「ボンベの品質にご注意」
安価で粗悪な品質のCO2ボンベが流通しています。
低品質のボンベは工場で「CO2をボンベに封入する際にチリやホコリが混入」していたり、
「ボンベの内壁にサビが発生」していたり、「無駄な油分」が付着していたりするものがあります。
これらのホコリや油分、金属片(サビ)などの異物はボンベ装着時にマガジン内に吸い込まれ、
放出バルブの動きを阻害したり、O-リングなどのパッキン類を劣化させたり傷付けたりして
「ガス漏れ」を引き起こす主原因になります
こちらをご覧ください。
「品質管理されて生産されたボンベ」と「低品質のボンベ」の内側を綿棒で拭い取り、
汚濁について比較したものです。
説明するまでもなく、低品質のボンベは綿棒の先に汚れが目立ちます。
ホコリや微細な金属片は放出バルブに目詰まりを起こし、組成の不明な油分は
パッキン類を浸食してしまう可能性があり、どちらもガス漏れを引き起こす原因となります。
当社としては、現行流通品のうちマルシン工業製「CO2カートリッジ」の使用をお奨めしています。
また、ホコリっぽい場所でのボンベ交換作業やマガジンの保管は、
同様の理由でマガジンのガス漏れを発生させる恐れがありますので、ご注意を。
3.「上記(1.と2.)を守って使用しているのに・・・」
量産される製品には、箱だし新品の状態でパーツの「慣れ」が十分でない個体が混じる場合が
ありますが、ガスの放出を制御する「放出バルブ」もそのひとつです。放出バルブは
中央部がスプリングの力によって前後に動くことにより「ガスの放出と閉鎖」を行いますが、
この部分の動きが慣れていないと「放出位置」で引っかかったままになるケースが
稀にあります。
ご購入いただき、ボンベを装着する前に放出バルブの中央部を指で数回押して、
放出バルブがちゃんと動くことを確かめてください。
(※必ずボンベを外した状態で行ってください)
また、浸透性・湿潤性の高いテフロン系のメンテナンスオイル少量を
放出バルブに塗布すると、バルブの動作がスムーズになりオイルによって気密が増すので、
ガス漏れの防止に効果的です。
(※余分な油分は拭き取ってください。ホコリを吸い込み逆効果になります)。
注油に関しての日常メンテナンスはHFCフロンガス仕様のガスガンと同様に行っていただけます。
勿論、箱出しで不安なくお使いいただけますよう、今後も品質向上に努めます。
4.「新品で上記(1.2.および3.)を守って使用しているのに・・・」
初期不良です。最優先で対応いたしますので、ご購入店までお持込ください。
お持込いただいた商品が、ご購入店より当社へ返送された後、必要な対応を差し上げます。
5.「修理と修理代について」
STGAのCO2ガスガンの安全基準に則り設計しているため、
カーボネイト製品は放出バルブの取り外し/交換ができない構造となっています。
そのため、マガジンを一定以上分解することが不可能ですので、
「ガス漏れ」マガジンの修理をお預かりすると、放出バルブを含むマガジン本体の大部分を
交換しての作業をする必要があります。
その結果、HFCフロンガス仕様マガジンのガス漏れ修理に比べ、
高い修理代を頂戴することになっておりました。
そこで今回、「ガス漏れ問題」の全体を再検討と改善すべく、
修理代を見直すことにいたしました。
これまで、
「ガス漏れを起こしたけど、修理代が高いから、新しいマガジンを買ってしまおう」
「そもそも、CO2マガジンって壊れたら使い捨てでしょ?」
等々・・・と諦めていらっしゃった方、
今後はもっと気軽にマガジンの修理をご依頼ください。
ご購入後のランニングコストの不安とご負担が低くなるよう、
ガス漏れ修理のご対応内容を刷新いたします。
最後になりましたが、
マガジンに使用される部品と生産工程の質や精度の向上・改善は、
当然のこととして2次ロット生産の際の最重要ポイントに置きました。
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今後も安全で安心して楽しんでいただけるCO2ガスガンを
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どうぞよろしくお願いします。
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